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女性が働く上で立ちはだかる問題とその原因は?

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2017年に「働き方改革」が掲げられ、男女ともに働く環境や時間について考えるようになりました。

減りゆく人口、そして少子高齢化への対策としても、働き方と働く環境の改善は急ぎの課題です。

この働き方改革にもつながるのが、女性の活躍です。

この記事では、女性が働く上で直面する問題とその原因について考えます。

 

【女性が活躍する時代!でも、まだまだ存在するM字カーブ】

かつて女性は家庭内で、家計や家族を支えるという役割を担っていましたが、時が経ち、どの企業でも女性の活躍が見られるようになりました。

しかし、いまだ貴重な労働力としての女性が、働くことを諦めざるをえない現実があることも事実です。

 

とくに、M字カーブと言われる、女性の労働力率を表すグラフでは、M字の谷の部分が出産や育児期で減少していることがわかります。

(参考:https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2006/18pdfhonpen/pdf/i1040120.pdf

 

アメリカやスウェーデンなどではフラットな線が見られることから、日本がいまだ女性のライフイベントに適した労働環境が整っていないことがわかります。

 

【女性が働く上で生じる問題と原因】

女性が出産や育児を機に、仕事から離れてしまっていることがわかりました。

次に、この理由に着目します。

 

まず挙げられるのが、育児に専念したいという女性側の気持ちです。

生まれた我が子との時間を、より多く過ごしたい、そして自分の手で育て、成長を見守りたい。

そう考えて仕事から離れることがあります。

 

次に、働いている企業に産休や育休といった制度がない、またはあるけれど取得しづらいといった制度面による退職です。

制度自体がなければ、妊娠がわかっても継続して働くことができなかったり、取得している人が周囲にいなかったり、理解を得られないと、なかなか同じ会社で就労し続けることは難しいです。

 

こうした、出産・育児による離職のほか、女性が仕事を離れざるを得ない問題と原因として、家事との両立や介護も挙げられます。

子どもが一人っきりにさせられない年齢だったり、家事を女性一人で担っている場合、仕事との両立が困難となります。

また、介護は外部のサービスを頼むのにはお金がかかってしまいますし、自分で両親や義父母の面倒をみたいという気持ちも、仕事から女性を遠ざけてしまう要因となりえます。

 

【自分の希望に沿った働きをするために】

働きたいと思っていても、先に挙げたような原因により離職せざるをえなかったり、復職の機会が失われてしまって、仕事に戻れないという人もいることでしょう。

これから人生とキャリアを考えるうえで、後悔しないためにも、次のことが重要となります。

 

・キャリアプランを考える

・どのような制度がある企業が望ましいか考える

・どのような環境、または時間、形態で働きたいか考える

 

まず、何歳くらいまでに仕事でどのような経験を積み、どのような経歴を身に付けたいのか、そして、自分の年齢ごとに何歳までにどのような働き(内容、ポジションなど)をしていたいのかキャリアプランを考えてみましょう。

もし、目標がなければ周囲にいる人で尊敬できる人やネットで活躍している女性をモデルとして考えるのも良いです。

ここで、キャリアに加え、先に挙げたような出産、育児、家事、介護など考えうるライフステージも想像してみると、より具体的な希望がわいてきます。

 

次に、考えたキャリアプランを実行するためにはどのような制度のある企業が良いか、条件を洗い出します。

転職の際に、企業のホームページや求人情報に該当の条件があるかをチェックしてみましょう。

 

また、正社員でなくても良いか、在宅でできる仕事が良いか、または時短など選べるところが良いかなど、自身に合う環境を考えてみましょう。

 

様々な理由から、働きたいのに辞めざるをえない、または再び仕事に戻りたいのに戻り先がないのは、非常にもったいないです。

どのような条件なら長く、または自分の理想に沿った働きができるのか、人生プランと合わせて、仕事を探してみてくださいね。

 

 

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