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面接でよく聞かれる!:成功体験と失敗体験

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面接でよく聞かれる質問の一つに「成功体験」「失敗体験」があります。

この質問は、成功(失敗)体験から何を学んで、どのように成長してきた人材か?

というような意図で聞いています。

ただ、実際に面接を行なっていると、成長体験が自慢話になってしまったり・失敗体験が会社や上司の愚痴を伝えてしまったり、成功体験を聞いているのに失敗体験にすり替えて話される方もいらっしゃいます。

そこで、下記のように面接ではお伝えしてみましょう。

結論→エピソード(状況)→自分の意見(学習内容)

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで2つの同じ事例をとって考えてみます。

【内容】

居酒屋でアルバイトをしていた時にお客様にビールをこぼしてしまった時の失敗談です。

当時、私はシフトに入っていなかったのですが、人が足りず、店長からシフトに入って欲しいと言われて急遽入る事になりました。

その日は、12月の金曜日で忘年会も多く、非常に忙しい日でした。

アルバイトの人員も少なくてドリンクを運ぶ担当を任されていたのですが、運ぶことに追われていました。

店長からは、「忙しいからたくさん早く持っていって。急いで急いで」と言われたこともあり、急いでドリンクをお客様のテーブルまで運んでいました。

だんだん慣れてきた時の出来事でした。とあるお客様のテーブルにビールを運んだ時、お客様の手が、私のビールを乗せたお盆に当たってしまい、ビールがお客様にこぼれてしまいました。

お客様からはお叱りを受け「店長呼べ!」と言われ店長に謝罪をして頂き、その場は終結しました。

【事例1】でも、これって私、悪くないですよね?!

シフトをミスって人が少なかったのは店長が悪くて、「急いで持ってけ!」って言われて持ってて、客も酔っ払って私のお盆に手が当たって自分でこぼしたのに私のせいですよ。

本当嫌な気分でした。

【事例2】 楽しんでいるお客様の飲み会の場を台無しにしてしまい、自分自身でお客様への謝罪ができず、忙しい上に店長の時間を取らせてしまいました。

この経験から、ちょっとした気の緩みが大事に至ることを学んだ出来事でした。

忙しい中でも一つ一つの動作を丁寧に心がけること、お客様が酔っ払うことがある状況も把握してビールを運ぶこと、また、以後同じような事が起きてしまったら、今度は店長の代わりに自分が謝罪対応できるように店長に対応方法を学びました。

如何でしたでしょうか。

上記の2つを比較すると明確だと思いますが、事例1は自分自身の行動以外にも、もちろん原因はありますが、あくまで他責です。

面接官は、もしかすると入社後に失敗をしても反省をせず、他人のせいにしてしまい成長スピードに時間がかかってしまうのではと考えてしまいます。

事例2は、失敗から学び次に活かそう考えて行動しているように感じます。

社会人生活では、理不尽なことや自身の責任ではなくても責任を押し付けられたり、責任を取らないといけないことが起きてきます。

その上で、対応力、成長意欲、物事の捉え方があるかなど面接官はこういった質問から判断しています。

また、成長体験、失敗体験ともに社会人成り立ての時の経験の方がインパクトが強いので話してしまいがちですが、できる限り最近の経歴のお話をすることをお勧めします。

何故なら、初めて社会人になった時の失敗と、5年後にしてしまった失敗では、失敗の難易度が異なります。その為、現在より近しい成功体験、失敗体験の方が話している奥深さや難易度の高いお話に自然となっているのです。